« NDI JAPAN タイトルバック写真変更 | トップページ | セブンイレブンでおもしろコンパス型定規(ガリレオ コンパス?) »

現代の大岡裁き?理研改革委員会の提言

 STAP細胞に関する騒動は、発端になったNature誌への論文掲載とその記者発表から約半年、外部の有識者で構成する理研改革委員会の提言が発表されました。

 その趣旨を報道を通して知る限りですが、ようやくまっとうな話が出てきた、という感じがします。

要旨は、

  1. 小保方氏への厳正な処分
  2. 理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の早急な解体
  3. STAP細胞の検証に小保方氏を参加させること

「未熟な研究者の犯した過ち」「理研に管理責任はある」とした野依理事長の会見は、やはりしっくりこなかった。突き詰めていえば小保方氏個人の責任にして、「騙された方にも問題はありますけどね」ということでしょう。あなたたちの思惑はともかくとしてあなたたちのやったことは、世間を騒がせたということではなく、「一人の未熟な研究者」を殺すことになっていませんか、そう思っていました。

 騒動そのものは世間のしきたりに従って、処分・組織の解体もしくは再編というかたちで収まっていくのでしょう。残るのは小保方氏のSTAP細胞研究の真偽です。

  1. SPAP細胞研究は成果を上げているが、再現には独特なコツがある
  2. 研究プロセスに過ちがあり成果とされたものは誤認であった
  3. 研究自体がごまかしであった
 大まかに言ってこの3つぐらいの可能性があると思うのです。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

 このどの場合であっても、小保方氏にとっても日本の科学技術にとっても理研改革委員会の提言は良いと思います。2もしくは3の場合、小保方氏にとってはきつい結果になるはずです。言い訳をする余地がなくなるわけですから。

 3の場合だと、「おねんちゃん、世間を舐めたらアカンでぇ」と完璧に突きつけることになります。

日本の科学界にとってもそんな頓珍漢な研究に踊らされてしまったのか、「研究の失敗事例」として大きな教訓が得られるはずです。

 言うまでもなく、1の場合は、世の中を変える一大発見になります。自らの不手際によって小保方氏は追いつめられたわけですから、もし私だったら死にもの狂いでやりますよ。

 自らには何の問題もないときに他から追いつめられたとしても、それは本当の意味での窮地ではありません。自らの過ちを認め他からも追いつめられたとき、それが窮地です。そこからの反転が底力です。

 仮にSTAP細胞の存在が立証されたとしても、小保方氏に対しては「厳正な処分」を下す、それが大人のやり方でしょう。

 ところで理研改革委員会の岸輝雄委員長は東大の名誉教授ですけれど、日本非破壊検査協会(JSNDI)の元会長でもあります。

 材料や構造物に欠陥はつきものです。その欠陥を上手に見つけ出し、「そのまま使える」「修理して使う」「解体もしくは交換をする」を判断するのが非破壊検査技術です。

 材料や構造の特性をよく理解し、欠陥の有様を的確につかみ、生かすものは生かす、そんな総合的な判断が必要です。

 理研改革委員会(岸輝雄委員長)の今回の提言、「大岡裁き」だと思いますけどね。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
現在1位です

|

« NDI JAPAN タイトルバック写真変更 | トップページ | セブンイレブンでおもしろコンパス型定規(ガリレオ コンパス?) »

科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/59807488

この記事へのトラックバック一覧です: 現代の大岡裁き?理研改革委員会の提言:

« NDI JAPAN タイトルバック写真変更 | トップページ | セブンイレブンでおもしろコンパス型定規(ガリレオ コンパス?) »