« 航空機内での電子機器使用制限緩和 航空機モードとマナーモード | トップページ | お風呂で超音波実験 *○o。+..:*シンプリンシプル:*○o。+..:* »

発刊から7年「超音波技術 基礎のきそ」増刷(6刷)

 2007年11月に発刊された「絵とき 超音波技術 基礎のきそ」(日刊工業新聞社)の増刷の連絡が来ました。この本は今年の5月に増刷になっています。小刻みな増刷になっているとはいえ、半年未満でですからコンスタントに売れているということでしょう。

Img_4870

 この本は私にとって初めての単行本で、出来上がりの本が届いた時、本屋さんの棚に並んでいるのを見たときは、感動しました。

 でもやはりもっとも嬉しいのは、本を読んだ方からメールをいただいたり声をかけていただいた時ですね。こちらのようなびっくりするような出会い再会もあります。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

 この本は、超音波技術の導入本ですからそう難しいことは書いていません。当たり前ですが、ノンフィクションです。科学技術的な事実は、だれが書こうとそれ自身が変化するものではありません。

 しかし、同じものでも光の当て方観察する角度で受け止めが違うように、技術に関する本を書く場合にも「切り口」というものがあります。

初めての単行本でしたが、私は以下の点を念頭におきました。

  • 分かりやすくするためにできるだけ具体的な事例に即して書く
  • 超音波を「伝える物質」の観点でまとめる
  • 超音波の性質を知るキーワードは「波長」を貫く

 それともうひとつ。この本を書いた当時、いくつかの本や文章に超音波の定義として「聞くことを目的にしない音」という、何ともみょうちくりんな説がありました。その定義はおかしいだろう、ということを直接は書かないけれど、本全体には貫こうと考えました。

 あれから7年が経過しましたが、現在市販されている本にはそのような定義はほぼ消えていると思います。

 毎月たくさんの新刊本が発刊される中で、どのくらい生き残れるのか、発刊当時期待と不安が入り混じったの思い起こします。

 改めて「 超音波技術 基礎のきそ」を読み返すと、文章的には粗削りながら、読者に伝えようという意欲が感じられて、新鮮でした。

 現在、これまでとは少し違った試みの本を出すための仕事をしています。

初心忘れるべからず」 

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
おかげさまで現在1位です

|

« 航空機内での電子機器使用制限緩和 航空機モードとマナーモード | トップページ | お風呂で超音波実験 *○o。+..:*シンプリンシプル:*○o。+..:* »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

超音波」カテゴリの記事

コメント

ペーパーバックで毎年のように増刷というのはすばらしいですね。谷村先生の本は格調が高いのにわかりやすい,しかも興味深いエピソードが挟み込まれているので,売れるのは当然かと思いますが。

投稿: 市之瀬 | 2014年9月 9日 (火) 16時52分

市之瀬先生
コメントありがとうございます。
この本を書くときに、目標と言いますか意識した本がいくつかあるのですが、その一つが先生の「鉄筋コンクリート構造」でした。図解はある種のセンスが必要で、一朝一夕にまねできるものではないことを、7年前の今頃痛感していました。
それでも、安直な分かりやすさではなく、学習者の視点を常に意識して丁寧に説明していくというスタイルは、先生の本から学び、私の本にも貫く努力をしました。

投稿: SUBAL | 2014年9月10日 (水) 04時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/60287138

この記事へのトラックバック一覧です: 発刊から7年「超音波技術 基礎のきそ」増刷(6刷):

« 航空機内での電子機器使用制限緩和 航空機モードとマナーモード | トップページ | お風呂で超音波実験 *○o。+..:*シンプリンシプル:*○o。+..:* »