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白熱電球とジェットエンジン

 昨日青色LEDの発明に関連して中村修二氏はじめ3名のノーベル物理学賞受賞のニュースが流れて、昨晩からその話題で盛り上がっています。その陰で、ひっそりと消え去ろうとしているものがあります。今や街の電気店に行っても店頭で売っていません。そう、白熱電球です。

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 白熱電球の発明者は?と問われたら、多くの人はトーマスエジソンと答えるのではないでしょうか。しかし、実際はジョゼフ・スワン という人の発明で、エジソンはフィラメントに日本産の竹を使い実用化に成功したということらしいです。

 青色LEDの中村修二氏の位置に近いと言えるのでしょう。

 ところで、現在の白熱電球のフィラメントは当然のことながら竹は使われていません。タングステンです。

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 タングステン・フィラメントは1910年にGE(ゼネラルエレクトリック)社のW.D.クーリッジによって発明されました。GE、エジソンが興した会社で、今や巨大なグローバル企業です。

 最近、こんな本を読みました。

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 前の記事とも関連して、粉末冶金がホットな技術になると思ったからです。この本の11ページにW.D.クーリッジによって発明されたタングステン・フィラメントの話が出てきます。この発明こそ、「近代粉末冶金の黎明」だというのです。

 20世紀に明かりをともしてきた白熱電球のコアになる技術は粉末冶金だった。白熱電球は消えていくけれど、GEAviationは、コンピュータ制御技術と組み合わせてジェットエンジンの耐熱部品を3Dプリンタで作ろうとしています。

 この本には、「ほこたて」のドリル対金属で出てきたサーメットの話や、当然ジェットエンジンの耐熱合金の話も出てきます。気軽に読める面白い本です。

 白熱電球のフィラメントを見ながら技術の進歩と継承ということに想いを馳せてみました。

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