プレゼンター『ASIMO』
中学生ぐらいまでの間にワクワクした体験は、一生底流に残るものだと思います。現代日本のロボット研究者や技術者のほとんどが、子供のころ手塚治虫の『アトム』にワクワクして、「お茶の水博士」になりたい志を抱いたという話を聞きました。
高専ロボコン全国大会で国技館に集まった若きエンジニアたち、何にワクワクしたのだろう。私の倅のように、テレビで見た高専ロボコン、という子供もいるでしょう。
それぞれなんでしょうが、『ASIMO』が世の中に登場したこと目を見張った少年もいたような気がします。
HONDAはこの大会の特別協賛になっていて、国技館の入り口にASIMOがいました。
その前には人だかりができていて、記念撮影をするちびっ子やお嬢さんたちがたくさんいました。私も並んで写真を撮りたかったけれど、1人だったので残念。
表彰式には、プレゼンターとしてASIMOが登場しました。
1組だけでしたが、嬉しいだろうなぁ…。
HONDAがASIMOの開発に長い時間と膨大な費用をかけていることは容易に想像できます。ASIMOを商品として売るということもなさそうですし、タレントとしてイベントに出たときのギャラで研究費がまかなえるとも思えません。
少年の夢を買っているのだとしたら、大したもんだなぁ。
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