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危ない歩道橋

 先日苫小牧市の道道781号線(通称バイパス)を車で通っていたら、気になる歩道橋があったので下りてみました。

Img_5292

 片側3車線(計6車線)にかかる歩道橋です。

Img_5293

 柱が腐食しています。特に奥側の柱。

Img_5295a

 ちょっとこれはひどいなぁ…。

 根本は・・・

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 錆びこぶでおおわれています。いわゆる地際腐食。通常地際腐食は境界部の少し下から腐食していきますから、目で見てここまで来ているということは、調査するまでもなくこの目視でアウトと言う感じです。もうほとんど残肉厚はないものと推測できます。

 この柱遠目にみると曲がっています。裏側の腐食も進んでいて肉厚(管になっている鋼板の厚さ)が力に耐えられないほど薄くなっているものと推測できます。 

Img_5291

 近くで新しい歩道橋の建設が始まっています。もうもたないとの判断で新歩道橋が出来たら撤去するとの判断なのでしょう。正当というか当然の判断だと思います。

 工事の完成は平成27年3月とのことです。2年以上後です。

 この歩道橋でもほかの鋼柱は、これほどひどくはないように見えます。でも地際腐食というのは、目に見えない部分で始まり十分危ない程度まで進むものなのです。他は健全であるという調査はされたのでしょうか?現場を見る限りは調査の痕跡は見えませんでした。この歩道橋は通行禁止の処置はとられていません。

 この柱のわきは掘り返した跡がありました。目的は分かりませんが、地際腐食の程度を確かめるために良く行われている方法です。でもコンクリートで固められている部分は、これでは判断つきません。

 以前にも記事にしたように、超音波(SH波)を使ってスクリーニングできる手法が中国電力とニチゾウテックとの共同開発で出来ています。スコップを使って掘り起こすよりは、手間も時間もかからず、簡便に危険度を判定できます。

Footbridge1

 こうなる前に必要な調査を行って計画的に対策を打っていくべきだと思います。

 この歩道橋は取り壊されることになりそうですから、その前に超音波で調査して解体後実物と調査結果を比較してみたいと思うのは、検査屋の性(さが)とでも言いましょうか。

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コメント

新しい工事よりも、定期検査に税金を使ってもらえたらいいですね。

餃子の地図ありがとうございます!

投稿: kita404 | 2014年11月19日 (水) 23時50分

全くその通りですね。
この歩道橋は建て替えるしかないところまで来てしまっていますが、ここまでなる前に、まだ大丈夫と思っているところで適切な点検に費用をかければ延命策も出てくるかもしれないし、費用負担も格段に少なくなるはずなんですがね。

投稿: SUBAL | 2014年11月20日 (木) 05時55分

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