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今度の本は『トコトンやさしい 超音波の本 第2版』

 つい先日まで執筆していた本が、出版社と一部のネット本屋のサイトに掲載されて、予約販売が開始されたようです。

 タイトルは『トコトンやさしい 超音波の本 第2版』

  この本は、2004年10月に初版が発刊になり、超音波技術の入門書として広く親しまれてきました。著者は谷腰欣司さんです。 

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 出版社のサイトでの紹介文は、

「私たちの身近なところから工業・産業分野まで、さまざまな分野で応用されている『超音波技術』。初版の内容を全面的に見直し、近年、注目を集めている新技術にもスポットを当ててアップデート。イラストや図を豊富に使ってわかりやすく解説した。」

 このような改訂版の執筆は、著者が行うのが普通です。なんで私が…というと、

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 谷腰さんはすでに故人となられているのです。そうなると、増刷では採算割れになる時点で『絶版』とならざるをません。本が市場から消えていく。いつかその時が来る、私も初めて本を出版したとき、想像しました。

 読者に支持を受けた本は、増刷を重ね、一定の時期が来たら改訂や増補をして行きます。毎年毎月たくさんの本が出版されていくということは、同時にほぼ同数の本が市場から消えていくということです。その中のごく一部が、増刷・改訂を重ねてロングセラーになっていく。

 出版社としては、超音波技術に関する入門本として読者から評価を受けている本書を、このまま絶版にするのは惜しいと考えました。そこで、私に改訂版執筆依頼がきたのです。

 谷腰さんの本は、もう20年以上前からセンサ関係の本中心にして購入して勉強していました。もちろんこの本(初版)も購入して勉強をしていました。

 「難しいことをやさしく」ということが貫かれていて、私としては執筆スタイルにも共感するところがありました。

 ずいぶん悩みましたが、引き受けることにしました。

 これまでになく難しい執筆でした。改訂版の執筆を始めてみて、谷腰さんのスタイルと私流にはズレがあり、私が谷腰流を真似することはできないし、するべきではないと思い知らされました。

 執筆をしながら、何度も故人となられた谷腰さんと会話しました。(あっ、もちろんどこかの怪しい宗教とは違いますので(笑))

 「ごめんなさい、ここは削ります。ここはこう修正します」

 もちろん答えは返ってきませんが、問い続けました。

 このような改訂がはたして良いことなのか、この時点でも判断はつきません。でも、このような本はあった方が良い、そう思えるものにはなりました。

付記:今回の取材先は、

(1)東京スカイツリー団体バス乗り場

(2)浅草浅草寺界隈の風水の店

(3)首相官邸を見下ろせる霞が関ビルの会議室

(4)危ない横断歩道橋

などがあります。 

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