« 『トコトンやさしい 超音波の本 第2版』出来上がり | トップページ | My First Business Trip to the US その3 資格の英語表記 »

大島聡範先生叙勲祝賀会とサミエル・ウルマンの詩

 昨日苫小牧高専元教授大島聡範先生の叙勲祝賀会に出席してきました。苫小牧高専の同窓会『樽前会』の主催で、機械工学科の卒業生や元同僚の先生たちが出席していました。私は、「もぐり」で高専の卒業生ではありません。

 「出席してもらえますか」と先生からメールが来ました。「もぐりの私でも出席させていただけるなら喜んで」。お祝いの席の片隅に座らせていただこうと思っていました。前日に「スピーチも」との連絡。教え子たちの思い出話の後に変わり種として、ということだなと思っていました。会場に行ったらスピーチのトップバッターになっています。しかも席は指定されていて、大島先生の隣。

 えええっと思いましたが、そこは物おじしないことがほとんど唯一の取り柄の私。先生とのなれそめなどのエピソードを紹介してお礼とお祝いの言葉としました。

 スピーチが終わると、大島先生が出てこられて「この人はね、専門教育を受けていないのですよ。それでここまでやれる。凄いだろう。」と私の紹介をしてくれました。いや、あの、その、この・・・冷汗たらたらです(〃゚д゚;A A゚Å゚;)ゝ ゚+:.。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

 航空専門学校に転職する前に、某製紙工場のある設備の余寿命診断技術に関して技術相談に行ったことがあります。

 「非破壊検査は規格や要領書に定められた方法で単にきずを探して報告書を書いているだけでは先は暗い。例えば余寿命診断をできるような技術の高度化をしていくべきだ」と会社内で吹いていました。ある日社長が「お前が言っていた仕事をとってきたからな、早速打ち合わせに行って来い」

 いや、あの、その・・・技術を確立しなければと言ったのであっていきなり仕事なんて。「当社にはこの仕事をする技術はありません」と社長に言ったら「初めから技術なんてあるわけない、仕事をしながら技術なんて身につけるもんだ」と社長。一見まともそうだけれど、明らかに無茶振り。

 当時その会社の顧問をしていた化学の森田元教授に紹介していただいて機械工学科の大島先生にお目にかかりました。どうせ格好をつけてもすぐに見破られるだろうから、率直にやりたい事と当方の知識技術のレベルをお伝えして、ご指導をお願いしたのです。

 そうしたら快諾していただけて、当面の技術課題である金属組織観察のためのスンプ法と光学顕微鏡と電子顕微鏡の観察、写真撮影法を教えていただくとともに、「基礎を勉強しなさい」ということで、土曜日の午後マンツーマンで機械材料を教えていただきました。各種の組織、状態図の見方熱処理など基本的な事項を教えたいただきました。

 そんなこんなが続いて、私が航空専門学校に転職することが決まって挨拶に行ったときにはなむけに渡されたのがコメット号の墜落事故に関する英文の論文でした。この話はこちら

 この論文を読んだことで、その後20年間航空専門学校の教員をやりながら勉強していくひとつの筋が形成されました。こののことが、現在の執筆活動にもつながっています。

 今回の渡米も、その勉強の延長にあると言ってよいかもしれません。

 これからはすこし堂々と「機械材料については苫小牧高専大島研究室で学びました(もぐりですけど)」と言おうかと思っています。

 いや、本当に人生の道筋を変える出会いというものはあるものです。35年前、苫小牧に来てよかった。

 大島先生があいさつの最後に紹介したサミエル・ウルマンの詩です。この詩の通り、80歳に近いであろう先生は矍鑠としてお元気、「若い女性を相手に」(先生の言)宝石を売る会社を立ち上げられ社長としてご活躍中です。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

  青  春         サミエル・ウルマン

青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

(中略)

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる

人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる

希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる  (詩全文はこちら

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

信念と自信と希望を抱いて、初めての渡米出張に旅立つことにします。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
現在1位です

|

« 『トコトンやさしい 超音波の本 第2版』出来上がり | トップページ | My First Business Trip to the US その3 資格の英語表記 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/61175820

この記事へのトラックバック一覧です: 大島聡範先生叙勲祝賀会とサミエル・ウルマンの詩:

« 『トコトンやさしい 超音波の本 第2版』出来上がり | トップページ | My First Business Trip to the US その3 資格の英語表記 »