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エアバスA320の受難

 昨日広島空港で起きたアシアナ航空162便(エアバスA320型機)の事故が大きく報道されています。事故原因はこれから調査されて明らかになって来るでしょう。

 このところA320型機が絡む事故が続いているように感じます。

 2014年12月28日インドネシア・エアアジア8501便の事故

 2015年3月24日のジャーマンウイングス9525便墜落事故

 A320は中近距離用の旅客機として、良く売れている航空機であるということもあるのでしょう。私も良く乗ります。

 先月30日新千歳から成田に向かった便もA320でした。

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 お天気も良くて快適なフライトでした。

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 A320と言えば、2009年に起きたUSエアウェイズ1549便不時着水事故(のちにハドソン川の奇跡と言われた)の時の機体もA320でした。

 エアバスの機体は、人間の操作とコンピュータによる自動制御のどちらを優先するかという設計思想で、コンピュータ制御優先の考え方をとっています。ヒューマンファクターを少なくするということでしょう。

 思い起こすのは、A320ではなくA300でしたが、1994年に名古屋空港で起きた中華航空140便墜落事故です。パイロットの操作と自動制御が反対の相互作用となって最悪の墜落事故になりました。

 ハドソン川の奇跡では、これはバードストライクでエンジン2台ともが停止してしまった事故でしたが、機長のとっさの判断でハドソン川に不時着をして、乗客乗員全員が生還しました。

 ヒューマンファクターを小さくしていけばパイロットへの負荷は小さくなります。しかしそのことが、ヒューマンファクターによる事故の遠因になるというパラドックスが起きていないか、田舎のエンジニアはふと考えてしまうのです

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