« 搭乗した飛行機に落雷!! | トップページ | 飛行機から見る夜空の星 »

Lightning Strikes on Aircraft

 6月21日午後、私はAIRDO26便に乗って東京羽田空港に向かっていました。機内では、渦電流探傷試験(Eddy Current Testing)に関するPPT加筆修正を行っていました。電磁誘導の原理を説明するところで、ファラディーの写真を貼り、材料の導電率に関してどの程度書いて説明するかを考えたりしていました。

 そのときそれは起きました。搭乗機への被雷です。

 雷の画像や動画はネット上にたくさんあるのですが、飛行機への落雷・被雷の映像はあまりありませんでした。そのうちのひとつ。2004年9月5日シドニーに向かうカンタス航空機が飛んでいる姿を動画に撮っていた人がいたようです。

Lightning0

 雨雲が漂う中、普通に飛んでいた飛行機に・・・・

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

 

Lightning1

Lightning

 私が乗ったAIRDO機も、外から見るとあんな感じだったのかなぁ…。ぞっとしますよね。

 上の画像は、こちらの動画にあるものです。

 飛行中に被雷して墜落した飛行機は、現まで私が調べた範囲では1960年代に1機あることが確認できています。疲労破壊で墜落した機体に比べれば、圧倒的に少ないと言えるでしょう。静電気を逃がす仕組みは航空機でもとられています(航空機だけにアースとは呼ばないと思いますが…)が、それでも時には電気の入口出口で焼損が起きる場合もあるようです。

 最近飛行機の構造材料がアルミニウム合金から炭素繊維強化プラスチックに置き換わってきています。炭素繊維自体は導電体ですが、導電率はアルミニウムに比べて低くなります。まして、エポキシで固めたCFRPになれば、導電率も低くなります。アルミニウム合金と比べると損傷が起きやすくなることは理の当然と言えるでしょう。アルミニウムが構造部材と採用されて、それまでの鋼や木に比べて、比強度比剛性が高まったけれど、金属疲労との長期間にわたる闘いがありました。少なくても金属疲労はないCFRPに心配される損傷の代表は層間剝離ですが、同時に雷との闘いが大きなテーマになるような気がします。

 そんなことを、忘れられない体験とともに考えています。

にほんブログ村 科学ブログへ
現在あれれ8位です

|

« 搭乗した飛行機に落雷!! | トップページ | 飛行機から見る夜空の星 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

航空宇宙」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/61787239

この記事へのトラックバック一覧です: Lightning Strikes on Aircraft:

« 搭乗した飛行機に落雷!! | トップページ | 飛行機から見る夜空の星 »