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123便事故に関するJAL関係者の2冊の本

 ここ数日で2冊の本を読みました。2冊とも、1985年(昭和60年)8月12日に起きた「ボーイング747御巣鷹山墜落事故」について書かれた本であり、筆者は2人とも日本航空の社員だった人です。

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 『隠された証言』の筆者藤田日出男氏は、JALの元パイロットで日航乗員組合で航空機事故調査をしてきた方。『航空機事故に学ぶ』の筆者小林忍氏は、機体構造がご専門のエンジニアで成田整備工場副工場長や運航技術部長など務めた方です。

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 藤田氏の著書は以前に読んでいましたが、今回改めて読みました。小林氏の本は、先日札幌の紀伊国屋で見つけて購入しました。

 藤田氏は、事故直後成田から事故現場に足を運び、事故と向き合ってきたいました。事故調の「報告書」について、特に急減圧に関する調査と、海中に落下したと見られる垂直尾翼とAPUについての調査が杜撰であることを指摘して、「圧力隔壁の破壊説」に異論を唱えています。

 藤田氏の主張は、ひとまず置くとして、この本で興味深かったのは、ボイスレコーダーの音声と廃棄されそうになった事故と事故資料を藤田氏に渡した人物について書かれていたことです。ひとりは日本航空の経営陣の中の人(多分その後社長になった利光松男氏)と運輸省の官僚。そういう人もいたんだぁ…。

 小林氏は、事故当時ボーイング社に出張中でシアトルでこの事故の報を聞いたとか。ボーイング社の中での反応が書かれています。小林氏は、その後日本航空の安全啓発センターの開設に尽力されたようです。

 「人」なんだよな、そんな感想を持ちました。

 もう一度安全啓発センターへ行ってみよう、2冊の本を読んで強く思いました。

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