« 飛行機の影 | トップページ | 宇都宮餃子 »

先生のめんこ

広島県の中学3年生が自殺した問題で、学校側がその生徒が万引きをしていたと誤認をして進路指導をしていたことを認めて、謝罪したニュースが流れています。

  ニュースでは「事実誤認による進路指導」が問題になっていますが、はたして問題はそこなのでしょうか。尾木直樹氏が言っているように「情報管理のミス」の問題ではないでしょう。

自分の子供時代、教員としての20年間、子育ての期間・・・いろいろな出来事が走馬灯のように浮かんできました。

教員時代、私の担当した学科ではなかったけれど自殺が複数ありました。自殺まではいかなかったけれど、追い詰められた学生を何人も見てきました。私自身が学生を追い詰めてしまい、暗い実習室の中でボロボロと涙を流した学生もいました。

にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
ポチッとクリックで応援

自殺した子供は、万引きなどしていなかったようですが、問題は中1の時に万引きをした生徒がいたとして、この子にどのような指導をするかということだと思います。「君は万引きをしたから推薦はできません」「君の進路はこちらしかありません」という指導でよいのか。

「失敗した子」「問題行動を起こした子」は切り捨て、『悪いこと』をせずに先生にとって「いい子」を選別する、それが教育なのか・・・。

教員は、その一言で生徒学生を死の淵まで追い詰めることがある。逆にその一言で暗い過去から引きずり出して自ら歩みだすきっかけを作ることもできる。怖い仕事だと思います。

誤った進路指導をした担任教師を探し当てて晒す行為がネット上で行われているようですが、この行為のマインドとこの生徒を追い込んだ校長のマインドは同一であると言わざるをえません。私刑(リンチ)なんですよ。自らは安全圏にいる人による不寛容なリンチ。

「失敗」から立ち直ることに寛容な深さを持っていたい・・・

「進路決定」は当事者にとっては人生そのものに見えてくる。

でもね、そんなことはないんだ。理解してもらえない教員に出会ったことは不運ではあるけれど、そんなものは跳ね返すたくましさを持ってほしい・・・そう願わずにはいられない。

にほんブログ村 科学ブログへ
現在3位です

|

« 飛行機の影 | トップページ | 宇都宮餃子 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222291/63324264

この記事へのトラックバック一覧です: 先生のめんこ:

« 飛行機の影 | トップページ | 宇都宮餃子 »