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2016年4月

黄昏の札幌

 先月末札幌で、気色の悪い寒気がして、感染性の静脈炎を発症してから1か月が経過しました。

 あまり気分が良い話ではありませんでしたが、ポジティブに考えれば、わが免疫機能は正当かつ正常に機能したと考えることが出来ます。

 昨日は、北海道機械工業会検査部会の会合で札幌へ行きました。

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 会合のあったホテルの部屋からの眺望です。

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おいらはエンジニア

 専門学校の教員時代に、たまにスーツ姿をしていると、なぜか大うけでした。「背広やネクタイも持っているんですね。」

 いつも作業着でしたからね。

 定年後の仕事でも、背広を着ての仕事は、ごくまれです。

 でもあるんですよね。 

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 お洒落とはほとんど無縁の私、でもね…・

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報酬をもらって行う行為のみが『経験』(Experience)なのか?

 JSNDIの認証事業本部の偉い先生たちは、何を考えて学生には資格を与えないと決めたのか、さっぱりわかりません。

 ただひとつ思い当たるのは、「学生のたとえ何がしか経験をしたとしてもは『本物』ではない。なぜなら職業としての行為ではないからだ」という考えです。この考えは、割と広くいきわたっている「共通認識」に見えます。でも、それって日本国内だけに通用するガラパゴス化した考え方ではないのですかね。

 米国の航空整備士の資格は、A&P(Airframe and Powerplant)と呼ばれます。A&Pの資格を取得するにも実務経験が必要です。

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 このライセンスを取得するためのガイドブックを読んだとき、こんなQ&Aがあってへーと思ったことがあります。今手もとに資料がありませんが、記憶を頼りに書いてみます。

Q:「私はエアラインの整備課に所属して〇〇年現場で働いてきました。この経験は実務経験として認められますか?」

A:「認められる場合はありますが、極めてレアケースです。」

その理由は・・・・。

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「NDT経験内容記入欄」リストの超音波探傷バージョン

 昨日の記事で、NDT資格に挑戦する無資格者の経験の証明は、「NDT経験内容記入欄」にリストアップされた「技法・機器・材料」にチェックする方法とされています。これは専門学校の学生にとっても十分可能なチェックです。でも学生の身分では、試験に合格しても認証されない。

 サンプルに示されているのは、放射線透過試験の例です。どなたか、超音波探傷バージョンをお持ちではないでしょうか?コピーを送っていただけないでしょうか。ぜひ超音波探傷バージョンでチェックしてみたいのです。

 連絡方法は・・・・

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資格試験に挑戦する無資格者の『経験』

 日本非破壊検査協会(JSNDI)の認証事業本部は、この業界を目指して専門的な勉強をしている学生に資格は与えないという理不尽な決定をしました(こちら)。この決定に対しては、戸惑いや失望・憤りが起きています。抗議と見直しを求める声が、JSNDIに届けられているとの情報もあります。

 非破壊検査資格には、レベル1・レベル2・レベル3の3段階があります。最初の資格であるレベル1資格に挑戦する人は当然無資格です。レベル1を持たずにレベル2に挑戦することもできますから、この人も無資格者です。

 これらの人たちの「NDI経験」の証明方法として、JSNDIは「JIS Z 2305:2013 による新規認証申請実施案内」という名の文章の中で、「技法・機器・材料」のリストを提示して、使用したものすべてにチェックを入れることを求めています。いくつチェックがあればよいのかは提示していません。掲載されている例は、放射線透過試験です。

Jsndi

 探傷試験に使う技法・機器・材料ですね。

 レベル1資格の挑戦者が、これらを検査行為として使ったとしたら、無資格者の検査ということになります。日本非破壊検査協会は、「無資格者の検査業務」を認め奨励するだけではなく、積極的にその記録を出せというのでしょうか。

 無資格者である資格試験挑戦者たちは、たとえ検査会社に所属していたとしても検査業務は通常できません。無資格者ができるのは検査補助業務だけです。

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75年前のゴム動力ドローン

 昨日は、不肖私の誕生日。4月18日は発明の日です。子供のころから、自分はエジソンと同じ誕生日なのだと思い込んでいました。だって発明の王様ですからね。その間違いに気づいたのは最近のことです。

 4月18日が発明の日なのは、明治18年に今の特許法にあたる法律が公布された日だからだそうです。

 昨日のNHKの『きょうの蔵出しNHK』では、発明の日にちなんで、「昭和16年(1941年)垂直離陸の模型飛行機」のニュース動画を公開しています。

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65歳の誕生日に

 「光陰矢のごとし」「少年老い易く学成り難し」。

 本日65歳の誕生日を迎えました。

 実感がわきません。ま、鏡を見なければよいのですhappy01

 この歳は、定年後の雇用延長があったとしても、それも終わる年です。私は60歳になった年度末に定年退職をして4年目です。おかげさまで今のところ家族と生活できるだけの収入は確保できる仕事があります。

 仕事内容としては、生涯で最も充実しているかもしれません。全国を飛び回る「非破壊検査技術コンサルタント」という仕事は遊牧民族の末裔としての私の性格に合っています。

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失速と失速速度

 今朝、『トコトンやさしい航空工学の本』(日刊工業新聞社)がAmazonのカテゴリ『航空工学・宇宙工学』でベストセラー1位になっていました。激しく入れ替わっていますから、クリックした時点では落ちているかもしれませんので、記念撮影しておきました。 

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 1位になるなんてのはたまにで良いです。ベストセラーではなくても、長く読まれるロングセラーの本になってくれればと思っています。

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4月の雪と『報告書』

 朝からマイナス気温で、先ほどから雪が舞ってきました。当地では、毎年4月の10日から15日位にかけてうっすら積もるほどの雪が降ります。たいていは、それがシーズン最後の雪です。

 石油備蓄基地で働いていたころ、新年度の工事が始まって2週間が過ぎたころにやってくる寒波と雪にふるえていたことを思い出します。

 今日は暖かい家の中で仕事をしています。老体ですから許してください。

 非破壊検査に関するちょっと厚い報告書を書いています。パソコンとにらめっこです。目がしょぼしょぼになってきました。内容は書けませんが、実に興味深い。

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『訓練』と『経験』

 学生として非破壊検査資格試験を受けてたとえ合格をしても資格としては与えないと日本非破壊検査協会の認証事業本部が決めたことをお伝えしました

 その理由は、以下の様に示されています。

 「旧制度(JIS Z 2305:2001)では、訓練の開始をもって経験の開始としていました、JIS Z 2305:2013制度では「訓練」は「経験」に含まれませんので、NDT 経験(原則、NDT 業務経験)のない学生等の新規認証申請はできなくなります。」(学生等の新規認証申請について(JSNDI CA4(Rev.20160323)

 「」という曖昧な接続詞で繋がれた文章の前と後ろがどのようにつながるのか、よくわかりません。普通にとらえると、

  1. 訓練と経験が同時期開始であると「訓練」が「経験」に含まれる。
  2. 新制度では「訓練」は「経験」に含まれない。
  3. よって「訓練」が「経験」に含まれる学生は新規認証申請はできない。

 ということになりそうです。訓練と経験は時期的に分かれていることが必要で、それが出来ていない学生の申請は受け付けられないという論理展開に見えます。

 とすると、企業からの申請も「訓練の開始と経験の開始が同時」のケースでは認証は受けられないことになるのでしょうか?

 事実として言っておきたいのは、専門学校の学生に受験と認証申請の時、「訓練」と「経験」の開始時期は同じ場合もありましたが、違う場合もありした。必ず同じだったわけではありません。

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志を持ち歩み始める若者を背後から撃つのは誰だ!

 2016年3月28日付で日本非破壊検査協会のHPに認証事業本部名で「学生等の新規認証申請について(JSNDI CA4(Rev.20160323)) 」というタイトルの文章が公表されています。

 これは、専門学校等で勉強し試験に合格した者に今後は認証をしない(資格としては与えない)ことを宣言したものです。

 18歳前後で進路に悩み、一生をかけることのできる仕事は何か、何で生きるべきかを考え、「非破壊検査」を選んで懸命に勉強をしてきた若者をたくさん知っています(昨日の記事)。

 その中から、現在はその道のプロになり、地味な仕事に誇りを持ち、日々明るく生きている若者(一部中年になっている者もいるけど(笑))たくさん知っています。今現在もそうした若者が学んでいるはずです。

 日本非破壊検査協会は、そのような若者をシャットアウトすることを宣言したのです。残念でなりません。涙をおさえることが出来ません。

 すでにこの業界を目指して専門学校に進学して勉強を始めている学生もいます。こんなのは、こんな若者を背後から銃で撃つような行為でしょう。

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航空専門学校での非破壊検査教育

 パソコンの中を整理していて出てきた文章、その2です。

 2004年に日本非破壊検査協会の機関誌に掲載した文章で、『専門学校における非破壊検査教育の取組み』と題した解説記事です。文章はこの記事の最後でダウンロードできます。写真を一部貼っておきます。 

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 この専門学校では、 高校を卒業して進学してくる若者に航空機にかかわる技術教育をしています。その中に非破壊検査も教える・・・というところにとどまらず、非破壊検査がカリキュラムの中心になる学科・コースを作っていました。

Fig8

 実際の機器に触れて、見えないきずが見えてくることの驚き、その技術が安全安心を作り出していることへの確かな実感。

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『非破壊検査 基礎のきそ』増刷(4刷)

 日刊工業新聞社から封書が届いて、『絵とき 非破壊検査 基礎のきそ』が増刷になるということです。2011年4月発刊で、今回で4刷目です。 

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 前回は昨年の3月、およそ1年です。地道に売れづけているようです。昨年3月の時点で、大学(等)の図書館に54冊が収蔵されていました。本日CiNiiで調べてみると70館に収蔵されていました。発刊から4年目の時点で新たに16館が購入してくれたことになります。このジワジワ感がなんともうれしいです。

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『ジェットエンジン・航空宇宙機器の品質管理技術を学ぶ』

 パソコンの中のフォルダーを整理していたら、懐かしい文章が出てきました。

 今から10年前、2006年(平成18年)私は日本航空専門学校で教員をしていました。そのころ、全国の中学校の技術科教員・工業高校の教員を中心にして技術教育に関心のある人が集まった「技術教員メーリングリスト」というのがあり、私も参加していました。

 教材の工夫の情報交換、技術や教育に関する多岐にわたるテーマで、和気あいあいと(時には厳しく)毎日議論されていました。私もときどき議論に参加していました。当時このメーリングリストには1000名近いメンバーがいたと記憶しています。

 その中の中心メンバーが「技術教育研究会」というのを作って毎年研究発表会を開いていました。私はこの研究会のメンバーではありませんでした。

 2006年の夏の研究会が北海道札幌の定山渓で開催されることになり、研究会のあとの「見学会」に、私が勤務していた日本航空専門学校はどうだろう、と白羽の矢がたちました。学校としてもWelcomeということで、決まりました。

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「航空機部品市場新規参入セミナー」参加記 その2 CFRPはみかけ美人?

 「航空機部品市場新規参入セミナー」での二人目の講演者は「三菱重工航空機技術部 主席技師 将来複合材構造技術開発統括」 阿部俊夫氏でした。

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 阿部氏は、肩書からもわかるようにMHIの現役設計技師です。技術の観点から、新規参入にとって問題になるところ、また狙いどころについてお話になりました。

 阿部氏は、機体のほとんどをCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で作ったF2戦闘機の設計に携わり、その経験をベースにしてボーイング787の主翼をCFRPで作ることを提案しボーイング社に働きかけて実現したその中心におられたとのことでした。

 にもかかわらず、MRJでは主翼はCFRPではなく従来のアルミニウム合金を最終的には採用した、そのいきさつについて話しました。私もこの件に関しては、いくつか情報を持っていましたが、阿部氏の話は分かりやすく、わたしにとっても初見のこともありました。

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