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失速と失速速度

 今朝、『トコトンやさしい航空工学の本』(日刊工業新聞社)がAmazonのカテゴリ『航空工学・宇宙工学』でベストセラー1位になっていました。激しく入れ替わっていますから、クリックした時点では落ちているかもしれませんので、記念撮影しておきました。 

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 1位になるなんてのはたまにで良いです。ベストセラーではなくても、長く読まれるロングセラーの本になってくれればと思っています。

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 この本の第2章『航空力学の基礎』を書いているのは、アクロバット飛行の選手でもあり審判の資格を持つ高木雄一氏(Aerobatic Channel)です。この分野では知る人ぞ知る達人です。大型機のパイロットではあまり知ることのできない流れる空気の作用の体感経験を豊富に持っているパイロットです。

 その高木氏が、飛行機が浮く仕組み、揚力の操作と喪失、安定性・運動性・操縦性などを豊富な図解を使ってやさしく説明しています。トコトンやさしいシリーズは、1項目を説明する文字数は決められていて、オーバーすることはできません。その限られた文字数の中で、彼がどうしても入れたかった文章が以下です。

 『飛行機には機種ごとに失速速度という対気速度が設定されており、この速度以下では飛行する高度を保つための揚力が十分に得られないという限界を示しています。失速速度は安全のために設定されているものであり、「失速速度以上であれば失速はしない」という意味ではありません。失速速度以上であっても迎角が大きすぎると失速するのです。操縦士の失速速度に関する誤った解釈が原因で事故になるケースが、二十一世紀になってもなくならないことはとても残念です。』

 最近航空機事故が多いですよね。事故原因はそれぞれ調査されているでしょうから、あえてどの件でとは言いませんが、この辺が絡んでいるものもありそうなんですよね。

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