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大阪伊丹空港

 今週のはじめは、大阪で仕事をしていました。帰りは、久しぶりに伊丹空港から新千歳に向かいました。 

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 伊丹空港と言えば、今から50年前に初めて飛行機に乗ったのがここから米子までで、就航間もないYS11でした。プロペラ音が、とてつもなくうるさかったと記憶にあります。 

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 そのあと、私にとって伊丹空港と言えば、1985年に起きたJAL123便の墜落事故です。1985年8月12日月曜日18時56分に羽田を離陸した123便は、伊丹空港を目指しましたが伊丹に行くことはできずに御巣鷹山に墜落しました。

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 事故原因は、圧力隔壁の疲労破壊による油圧パイプの破断でした。その遠因となったのは、1978年6月2日に伊丹空港で起こしたしりもち着陸事故後にボーイングのチームによって行われた手抜きの不適切な修理でした。 

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 航空専門学校で20年間非破壊検査を教えてきて、やはり単独航空機事故としては最大の犠牲者を出したこの事故のことは常に念頭にありました。この事故は、非破壊検査技術では防ぐことが出来ない事故でした。

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 飛行機を墜落させない唯一のパーフェクトな対策は飛ばないことです。空中を飛ぶ以上、100%の安全対策はありません。だとしても安心して乗れる乗り物であるように、多くの人がプロとしての仕事をしています。非破壊検査技術もそのひとつです。

 来週の月曜日は、昨年秋から準備をしてきたイベント『航空宇宙産業の非破壊検査』シンポジウムが開催されます。航空宇宙機器メーカー・米国と英国の非破壊検査協会・航空宇宙に関する諸団体・官庁(経済産業省)などが非破壊検査をテーマに一堂に会するのは、日本では歴史上初めてです。なにかの始まりになることを、主催者の一人として期待しています。

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