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非破壊検査総合管理技術者としての仕事

 9月26日(水)いつもの通勤飛行機で新千歳から東京羽田に向かいました。

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 どんより暗い東京湾です。

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 厚い雲、湿度が高く蒸し暑い、あまり良い気分ではありません。

 お仕事は、27日28日の2日間、初めてのお客様の現場でした。詳細はここに書くわけにはいきませんが、おそらくその業界のそのものに非破壊検査のメスが入るのは初めてであろうというものです。

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 事前の情報と実験から目視検査、浸透探傷、超音波探傷を実施することを決めていました。

 いわば定期健康診断の第1回目という感じのお仕事です。いくつか想定外がありましたが、目的を損ねることなく概ね順調に進んでいきました。

 最後になって、見た目で致命傷になる病気を抱えていそうな「患者さん」が診察室に入ってきました。血液検査(浸透探傷)でもエコー(超音波探傷)でも、その病気を疑わせる(正確には否定できないと言ったほうが適切な)結果が出ました。でも最終診断をする決め手を欠いていました。「〇〇が疑われる」という所見でも良かったのですが・・・・。

 体を張ったある行為をしてみました。ある部位を使ういわば触診です。それによって決定的な証拠をつかむことが出来ました。周りの人は「そこまでやりますか」と驚いていましたが、私にとっては「決め手が得られるかもしれないこと」をやらない方が気持ちが悪いという感覚でした。奇策などではなく、合理的に説明できる検査行為です。

 見えないきずを(壊さずに=切らずに)間接的な手段で見つけて判定をする行為が非破壊検査です。ひとつの検査手法で確定できる場合もありますが、そうではない場合もあります。いくつかの方法を駆使して、その証拠から論理構成をして確度の高い推測をする必要がある場合もあります。レベル3の仕事でもあり、もう1段上の総合管理技術者の仕事であろうと思います。

 どんより暗く曇った空も、視座を変えると真っ白な雲海と青空でした。

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コメント

9月に、5泊6日の日程で釧路に出稼ぎに行ってきました。
ADの羽田発17:00に乗ったところ、雲が何層になっている断面を見ることが出来ました。
左側のシートでしたので、夕焼けを見ることが出来ました。
10月も5泊6日で行くことになりました。

投稿: yama | 2016年10月 3日 (月) 11時18分

yama さん

実は私も夕方羽田を離陸する便に乗るときはよく左側の窓側後方席を指定します。夕焼けに染まる雲の流れのダイナミックな風景を楽しみます。翼に夕陽が映えると感動してしまいます。
ちなみに釧路は私が幼年・少年・青年時代を過ごしたところで懐かしいです。幣舞橋から見る夕焼けも素晴らしいですよ。楽しんでください。

投稿: SUBAL | 2016年10月 5日 (水) 04時05分

今度は、早出早上がりを心がけ、夕日の街・釧路を堪能させていただきます。
前回、店のお嬢様に「アイスホッケーを見に行きなよ」と言われました。それは難しそうです。

投稿: yama | 2016年10月 5日 (水) 21時39分

体を張った行為・・・
その患者(モノ)と一緒にレントゲンを取った。笑
うーん、なんだろう???

投稿: ニコニコ | 2016年10月12日 (水) 00時53分

ニコニコさん

被検査物との透過写真のツーショット、シュールですね。
違います。道具を使わずに実施できる非破壊検査です。内容は・・・ヒ・ミツtyphoon

投稿: SUBAL | 2016年10月12日 (水) 14時50分

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