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『下町ロケット』のミスキャスト

 昨年の後半は年末ぎりぎりまで文字通り飛び回るがふさわしい忙しさでした。年が明けてからは、本当に久しぶりにのんびりと自宅で過ごしています。

 仕事上のデータ整理や報告書、これまで時間がなくてできなかった探求のまとめや腰を落ち着けないとできない仕事に取り掛かっています。

 お正月、あまり見たいTV番組がありませんでしたが、再放送の『下町ロケット』を見ました。以前にも見ていましたが、やはり面白かったですね。

 技術開発をめぐるドラマで、丁寧な事前取材がうかがわせるシーン設定がいくつもありました。

 私も、研究開発案件に複数の企業でかかわっています。ややドラマチック、というところはあるにせよ、こんなこと「アルアル」という感じがしました。

 このドラマが良いのは、キャスティングです。主役の阿部寛(佃航平役)はともかくとして、帝国重工航空部部長戝前道生役の吉川晃司は渋かったですね。ほかにも銀行から来た経理部長殿村直弘役の立川談春、サヤマ製作所社長椎名直之役の小泉孝太郎、帝国重工主任富山敬治役の新井浩文など、それぞれのそれらしい雰囲気を醸し出しキャラが立っていました。

 対立しすれ違うキャラが上手く生み出せれば、ドラマは自然と生まれ脚本は出来ていく・・・昔読んだ劇作の本の中にあったような気がします。

 そんな『下町ロケット』に、ひとつだけミスキャストがあると私は感じました。

 それは・・・

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 ロケットの水素エンジン制御用調整バルブ、まぁいわばこのドラマの影の主役です。

Valve

 こいつが、どう見てもキャラが立っていません。佃製作所の技術開発陣が心血を注いで作り上げ、帝国重工が50億のお金を出してもその特許を手に入れようとしたバルブです。

 私の独断と偏見ですが、知恵を絞りトライアンドエラーを繰り返し、技術の最先端にたどり着いた開発品というものは、おのずとその外観にも気品が漂うものです。エレガントになるのです。これにはそれがありません。

 『かたちのココロ』の主筆としては、ちょっと残念でした。

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