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2017年10月

龍安寺の蹲と大日本史

 龍安寺には『吾唯足知』(われ、ただ、たるを、しる)という禅の極意を記した蹲(つくばい)が方丈の裏側に当たる庭に置いてあります。

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 口を中央に配して、『吾唯足知』のそれぞれ漢字が口を共有するデザインになっています。これを見て固体の共有結合を連想するのは、少し知識に偏りがあるのかもしれません(笑)。

 『吾唯足知』の蹲は黄門様で知られる徳川(水戸)光圀の寄進とのことです。ただ上の写真の蹲は、一般の観光客も見ることができるのですが、光圀公が寄進したものではなくそのレプリカです。

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龍安寺の龍

 神社仏閣には龍の絵や彫刻をよく見かけます。龍安寺はその名に龍がつきますからあって当然。ただし普通の観光順路では見ることができません。

 石庭の背後にある広い和室、方丈と呼ばれています。

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 覗くことはできるのですが、立ち入り禁止の看板が出ていて竹棒が渡してあります。この方丈は襖で3つに仕切ることができます。通常は襖は開けてあるのですが、これを閉めると真ん中の部屋の左右に龍の襖絵が現れます。

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訃報 元JAXA松嶋正道氏

 訃報が届きました。今年の3月までJAXAで超音波探傷をはじめとした非破壊検査を研究されていた松嶋正道氏が10月24日に逝去されたとのことです。

 松嶋氏は、特に炭素繊維複合材(CFRP)の超音波探傷では日本のパイオニアといって良く最先端でリードされていた方です。私とは同い年で、いろいろと教えていただきました。

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 この図は、拙書『絵とき 超音波技術 基礎のきそ』(日刊工業新聞社)に掲載させていただいたCFRPのCスキャン画像です。

 私が20年務めた日本航空専門学校を定年退職するときにはその1か月前(2012年2月)に北海道千歳まで来ていただき、講演をしていただきました。何年か前に多分酒の入った席でした約束をおぼえていてくれたのでした。

 その時は、超音波探傷の話の前に前年の6月に6億キロの宇宙の旅を終えて地球に帰還した「はやぶさ」の興味深い話をしてくれました。そのあと、宇宙機器にも使われるFRPとその検査方法につてい説明して、非破壊検査を勉強する学生にエールを送ってくれました。

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晩秋の支笏湖

 昨日つれあい殿を病院へ送迎した後、ちょっとドライブ・・・というわけで支笏湖へ行ってみました。

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 ひっそりとした湖畔の佇まい、なかなか良いです。恵庭岳や樽前山の山頂付近は冠雪しています。

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 近くの林の紅葉も、見ごろを少し過ぎたところか。

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法事

 21日(土)に法要のため京都市にある龍安寺を訪れました。

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 台風の接近で雨模様でしたが、石庭の鑑賞に外国人を含むたくさんの観光客が来ていました。

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誰でも入れる東大

 全国を旅して大学にも時折行きますが、東大は半世紀ぶりでした。

 『少年老い易く学成り難し』

 ハチャメチャな田舎のガキンチョも高齢者の範疇に入ってしまいました。東大、日本の最高学府ですからね、入るのにうるさいことを言うのかなと思っていましたが、

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 門は古風でいかめしく、

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 こんな掲示もありガードマンも立っていましたました。こちとらリュックを背負った初老の怪しいおじさんでしたが、呼び止められることもなくすんなり入ることができました。

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49年ぶりの東京大学

 18日(水)の午前中、東京大学へ行ってきました。49年ぶりです。

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 地下鉄東大前で降りて、一番近い農学部の門からキャンパスに入りました。隣の工学部に用がありました。どこからでも行けるだろうと思ったのが大間違い。通じているのは、目立たないところにある陸橋ひとつでした。ずいぶん歩かされました。

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 途中には理学部もあって、カミオカンデでニュートリノの観察に成功し、ノーベル賞に輝いた小柴昌俊博士を記念した「小柴ホール」がありました。

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うれしい知らせとファイル復活

 日本非破壊検査協会(JSNDI)の秋期再認証試験の合格発表があったようですね。講習受講者から合格報告のメールが何通か届いています。うれしい知らせです。

 それと先週パソコンの中から忽然と消えたファイルが見つかりました。摩訶不思議です。いずれ記事にするかもしれません。いずれにしても良かった。

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吉兆か、輝く鶴翼

 先日の大阪への旅は、少し追い詰められた気分でした。行き詰ったプロジェクトの打開策案は練ったものの、絶対の自信はありません。やってみるしかないというところです。ほぼ徹夜状態でやや風邪気味でした。飛行機の中ではぼんやりと外を眺めていました。

 高度を下げ始めるころから、少しづつお日様が赤みを帯びてきました。海が見えます。穏やかな瀬戸内海のようです。

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 何隻かの小さな船の航跡が日に照らされた海面の反射のわずかな違いによって見えてきました。これを見て、超音波のビームや、ごくわずかな反射信号が見えてくる条件などに思いを巡らせるのは、精神状態から言って自然なことではありました。

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材料屋としての自殺行為 神戸製鋼データ改竄事件

 耳を疑う衝撃的なニュースが飛び込んできました。毎日新聞記事『神戸製鋼 データ不正 アルミ・銅 強度不足も』。

 いろいろな製品の設計は、強度データをベースに行われるわけで、元データが改ざんされているとしたら、すべての設計計算が意味をなさないということになります。材料屋としては、「ちょっと間違いました」というレベルではなくて、自殺行為だといわざるを得ません。それをあの神戸製鋼がやるかという感じです。

 神戸製鋼のコメント

Kobelco

 美しい言葉の背後でやられていることのせこさ。あきれるばかりです。でも、最近こういうことが社会に蔓延しているような気がします。

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開発の仕事は困難があるからこそ

 5日(木)に某社の開発プロジェクトの責任者の方が苫小牧市に来られて、小一時間打ち合わせをしました。

 このプロジェクトは今年春先に新たな開発目標を掲げました。いくつかのトライアルを重ねてきましたが、ここまでのところ出口が見つかっていません。

 暗礁・デットロックという言葉が頭をよぎります。

 まぁ、容易にできないお題であるから価値があるともいえるわけで・・・。

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やっちゃった日産が失ったもの

 「やっちゃえ日産」がやっちゃったようですね。NHKニュース『日産 国内全工場でずさん検査常態化 原因究明へ』。

 全社で行われており、いつからかも不明というのだから深刻です。

 非破壊検査もそうですが、検査行為というものは直接個別の製品に痕跡を残すわけではありません。極論を言えばやってもやらなくてもわからないわからないわけです。ただしコストはかかります。

  ですから目先しか考えないコストカッターから標的にされやすい部門です。今回のケースは、有資格者の配置をしなかった人件費の削減を会社の方針として行っていたということでしょう。

 こんなプレッシャーをかけられた現場は技術屋の誇りを捨てなければ、その仕事には就けません。

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『超音波探傷入門 デジタル探傷器編』増刷へ

 日本非破壊検査協会(JSNDI)から連絡が来て、『超音波探傷入門 デジタル探傷器編』が増刷になるということです。2013年9月に発刊され、2014年6月、2016年1月と増刷を重ねて今回で4刷目です。

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 JSNDI仕様のデジタル超音波探傷器が試験と講習会に導入されるようになった当初から、「デジタル探傷器なのだから少なくとも基本的な操作について疑似体験できるパソコンソフトを作ることは可能なはずで、これを作って配布すべき」と主張し続けてきました。言ってみるもんですよね。

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