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起きなかった地震の被害

 大きな被害が報道されます。しかし地道な努力によって防がれた被害については報道されません。

 例えば、2003年9月の十勝沖地震では、私の自宅から直線距離で約2kmの位置にある出光興産苫小牧製油所の原油タンクが火災を起こして4日間真っ黒い煙を上げながら燃え続けました。私の家の周りにもナフサ臭が漂っていました。この事故以後、古いタンクの改造補修、苫東の備蓄基地ではフローティングルーフタンクに加速度センサが配置され常態監視などの対策が取られました。

 今回の地震は直下型で長周期振動とは違いそうですが、2011年の東日本大震災の時はスロッシングが起きかねない長周期振動がありました。このときも苫小牧ではタンク火災は起きていません。

 最近航空機のシール技術を転用して、浮き屋根式石油タンクのスロッシングによるタンク火災を防止する技術が開発されたという話を航空専門学校時代の教え子から聞きました。そんな技術開発が地道に続けられているんですね。

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 また今回の地震で北海道の高速道路でアンカーボルトが破壊して、案内板等が倒れたという報道も今のところありません。

 このほかにもいろいろあると思うのですね。

 目立たぬところで、地道に仕事をしている人がいて自然災害時でも安全が保たれていることにも少し落ち着いたら目を向けてほしいと思っています。

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