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昼間のケルン大聖堂

 昨日の朝、再び大聖堂へ行ってみました。

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 明るい外光のもとで大聖堂の全体を見たいということもありました。

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 夜にはよく見えなかった聖人像もはっきり見えました。

 そうしたことより暗いお堂の中に差し込む陽の光を見たかったのです。

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 それは今から35年ほど前のこと。直径82メートル高さ24mある原油備蓄タンクの底でスラッジと呼ばれる油泥を木製のトンボと呼ばれる道具で掻き出す人足として働いていた時の体験を思い出したからです。

温度は常に30℃越え、湿度は100%、石油由来の有機ガスが立ち込める中でのひたすらの肉体労働でした。20世紀にこんな仕事があるのか、前世で俺は何の悪いことをしたんだ‥‥そんな思いがたびたび頭をよぎりました。

 そんなとき、手を休めてふと上を見ると、屋根のマンホールの孔から外光がタンクの中に差し込むのが見えました。見上げながら「なんて美しいのだ!」とため息をついていました。それに近い情景がもしかしたら見えるのではないか、そんな期待がありました。

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 人生に絶望した時に、この環境で賛美歌を聴かされたら、コロッといっちゃうと思わせる空間です。「どんなところにも美はある」は「どんな状況でも神はいる」に容易に置き換えられる、そんな気がしました。

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

空間と雰囲気がこれだけの力を持つって凄いですね。このブログを見て私も心の旅をしながら雰囲気をお裾分けしてもらっています。実際行ったら凄いんだろうなぁ。シルクロード遥かも思い出しました。ヨーロッパ、一生に一度は行ってみたいです。
聖堂の中に入ると、今までいた外界の素晴らしさに気づかされる。親の胸の中で安心しきると、また外の世界に旅立てる勇気をチャージ出来る様な事にも置き換えられそうだと思いました。ステンドグラスも壮大で素敵ですね。

投稿: ニコニコ | 2019年2月 7日 (木) 16時41分

ニコニコさん

 想像を超えた迫力でした。大聖堂の中に入ってパイプオルガンと讃美歌を聴いたとき、「ああ、ヨーロッパに来たんだ!」と思いましたよ。無条件に美しい。
「シルクロード遥か」の中で、森田先生は満州で明日の命も分からぬ兵役についていた時「この道を行くとヨーロッパにたどり着くんだ」思い、気持ちを支えた、という主旨のことを語っています。定年退職後シルクロードを旅するようになったのも、その時の想いを引き継いでのことでした。でもヨーロッパには行っていないのですよ。
2回目に大聖堂へ行ったときは、形見分けでいただいた森田先生の上着を着ていきました。これですよね、そう語りかけました。

投稿: SUBAL | 2019年2月 8日 (金) 11時31分

編集者 I

私もかれこれ20年くらい前に仕事でケルンを訪れたことがあります。
近くのデュッセルドルフで「カーメッセ」というプラスチック関連の展示会があり、私の居た新聞社でも視察団を募り、それに便乗する形でした。ケルンには四日くらい滞在したと思います。もちろん大聖堂にも行きましたし、大聖堂の前にあったレストランの昼食で出たソーセージの大きさとボリュームに驚かされました。
また、ケルンには「ケルッシュ」という地ビールがあり、それはそれは美味いビールでした。そういえばケルンは「オーデコロン」発祥の地ですから、水(オーデ)は美味いのですよね。
私たちの一行は、ケルンのあと、アウトバーンを使い、フランス、イタリアまで行き、フィレンチェ、ベニスなどを観光し、ミラノ空港から帰国しました。約2週間の取材旅行でしたが、なぜかケルンが一番地味な街なのにいまだに印象が色濃く残っています。

投稿: | 2019年2月12日 (火) 12時30分

編集者 Iさん

デュッセルドルは日本人が多いようですね。
私もドイツでビールを飲みましたが、飲みやすくておいしかったです。オーデコロンの店にも行きましたが、あの香水の匂いは正直耐えられない感じでした。
私は、今回ケルンとブリュッセルに行きました。どちらも一生忘れない街になりました。一生といってもそう長くもないかもしれませんが・・・(笑)

投稿: SUBAL | 2019年2月14日 (木) 06時17分

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