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『破壊工学基礎のきそ』出版10周年

歳月の流れは年々速くなってきています。日刊工業新聞社から刊行した『絵とき 破壊工学 基礎のきそ』が発刊から10年目を迎えました。

Fractureeng

 単行本の出版としては2冊目でした。

 破壊力学について応用理学的視点から論じられていることが多い中で、このき裂はどのように破壊に結びつくのか、破壊を事故と結びつけないように何をすべきか、そういう視点の本がほしくて、なければ自分で書いてみようと挑戦した本でした。

 私自身は大学の機械工学科を出たわけではありませんので、この領域は独学です。ですから「教わったことを書く」のではなく「這いつくばるようにして学んだことをまとめる」という執筆でした。肉体的にも精神的にも最もきつい執筆でした。

 10年前の出版の日にはある種の恐怖心がわいてきたのを覚えています。袋叩きにあって、ほとんど売れずに消え去ることもありうるかもしれないと思ったのです。たとえそうなっても後悔はしないだけのことはしきった自負も同時にありました。

 10年経って、大きな本屋さんへ行くとまだ棚に並んでいますし、Amazonでもそれなりのペースで売れているようです。昨年は関連の講演やら執筆依頼もありました。

 何と言っても、この本を書くことでいろいろな方と巡り合えて交流ができたことがうれしいです。毎月新たな本が続々と出版されるなかで、筆者としては親目線でどこまで生き延びることができるのか静かに見守っていきたいと思います。

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