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平成3年に早世したわが子を悼む

 SNSを介して千葉日報のこんな記事を見つけました。『亡き子へ「最後の贈り物」 船橋の住吉さん、ガラス仏具で悲しみ癒やす 短く輝いた命と絆包む』

 10年前に先天性の心臓病をもって生まれてきた長女を生後8か月でなくしてしまった住吉育代さんが、ガラス仏具の店「Bee-S(ビース)」立ち上げたというニュースです。

 このニュースを読んで、この方の想い、本当に痛いほどわかる気がしました。実は私たち夫婦の長男も先天性の心臓病(心室中隔欠損:心室の壁に穴が開いている)をもって生まれてきて、生後8か月で手術をしました。28年前のことです。手術自体は成功したのですが、病院内でインフルエンザにかかってしまい、処方されたボルタレン(サルチル酸系の解熱剤:今は幼児に処方することは禁止されている)の副作用で脳症になって亡くなってしまいました。

 小さな棺を焼き場の炉の中に入れるときの骨の髄から湧き上がるような言葉にしがたい感情は、今も忘れることはできません。

 住吉育代さんは小さなかわいいガラスの仏具を作って、遺骨の一部を身近におけるようにしたということです。深い悲しみに寄り添う素晴らしいアイデアだと思います。

 私は、一旦死んで生きると考えなければ前に進めませんでした。まずやったのは四十九日までの間に「火の鳥」の陶板を作りました。

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 幼くして一人で旅立ったわが子を守ってほしいとの願いを込めました。

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 そしてそのあと、梅原猛の本(「人間の美術 縄文の神秘」)の中に、縄文人は赤ちゃんが死産したときなどに再生の祈りを込めて土器を家の入口に埋めたとの説が紹介されていたのを読んで次の行動に移りました。それらの土器はあえて一部を壊してあったともいわれています。

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本の中にあった釣り手型土器を新聞広告の裏紙にスケッチして、

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粘土で作って焼いて庭に埋めました。

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28年の歳月が流れました。平成という時代が終わろうとしているとき、平成3年2月10日に生まれた長男を想いださせてくれたのも何かの縁かもしれません。

わが子と住吉育代さんのお嬢さんの魂がどこかで再生していることを静かに祈りたい。

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