科学技術

材料屋としての自殺行為 神戸製鋼データ改竄事件

 耳を疑う衝撃的なニュースが飛び込んできました。毎日新聞記事『神戸製鋼 データ不正 アルミ・銅 強度不足も』。

 いろいろな製品の設計は、強度データをベースに行われるわけで、元データが改ざんされているとしたら、すべての設計計算が意味をなさないということになります。材料屋としては、「ちょっと間違いました」というレベルではなくて、自殺行為だといわざるを得ません。それをあの神戸製鋼がやるかという感じです。

 神戸製鋼のコメント

Kobelco

 美しい言葉の背後でやられていることのせこさ。あきれるばかりです。でも、最近こういうことが社会に蔓延しているような気がします。

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開発の仕事は困難があるからこそ

 5日(木)に某社の開発プロジェクトの責任者の方が苫小牧市に来られて、小一時間打ち合わせをしました。

 このプロジェクトは今年春先に新たな開発目標を掲げました。いくつかのトライアルを重ねてきましたが、ここまでのところ出口が見つかっていません。

 暗礁・デットロックという言葉が頭をよぎります。

 まぁ、容易にできないお題であるから価値があるともいえるわけで・・・。

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IPROS Thech Noteで連載開始

 表題の通り、PROS Thech Noteで連載を開始しました。

Ipros

 タイトルは『破壊工学の基礎知識』です。き裂のある部材の強度について、その考え方の基礎を解説します。8回の連載予定です。

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日立造船堺工場で

 本日のお仕事場は、日立造船堺工場でした。

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 巨大なクレーンに大きな工場建屋。

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「ノーナレ 町工場=音楽の新譜」 楽しいなぁ!

 仙台多賀城市で仕事をしています。昨晩何気なくTVを見ていたら、こんな番組をやっていました。

Nonare

 「町工場とテクノミュージックが合体!?」というキャッチコピーのままのドキュメンタリー番組でした。

 無条件に面白い!楽しい!美しい!

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『トコトンやさしい 航空工学』『破壊工学 基礎のきそ』同時増刷と教科書採用

 日刊工業新聞社から増刷見本が届きました。

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 『航空工学』が第6刷目、『破壊工学』本が第8刷目です。

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Boeing787主翼の破壊試験

 昨日の記事でBoeing787主翼の反りについて書きました。この反りが大きくなると破壊します。破壊強度は材料力学・構造力学を駆使して計算され設計されています。実物による破壊試験も実施されています。

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 2009年に記事にしましたが、リンクが切れていることもあり、再掲します。

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航空機に使われる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)

 7月19日~21日に東京ビッグサイトで開催された、「非破壊評価総合展」ではJAXAの協力でCFRP(炭素繊維強化プラスチック)とCFRPを使った航空機機体モデルが展示されていました。

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American Airlines 383便事故 その4 疲労破壊の起点は内部の異常組織

 American Airlines 383便事故で壊れたHPT2段のタービンディスクは低サイクル疲労でした。

 疲労亀裂の起点となったのは、ボア部(中心の孔)付近の内部にあった異常組織であったと報告されています。

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American Airlines 383便事故 その3 低サイクル疲労破壊

 American Airlines 383便のエンジン(CF6-80C2:GE製)高圧タービンディスク第2段の破壊は、低サイクル疲労でした。

 タービンは当たり前ですがエンジン稼働時に高速に回転します。回転するとディスク自身に生ずる遠心力によって応力が発生します。起動ー停止を1サイクルとした疲労亀裂の進展が起き、破壊に至ることがあります。これが低サイクル疲労です。

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"NTSB  MATERIALS LABORATORY FACTUAL REPORT Report No. 17-034" より

 中心の孔(ボア部といいます)近くが、最も高い応力になります。今回はボア部表面下の異常組織が起点となりました。

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